PDF(Portable Document Format)は閲覧環境によらず、どのコンピューターや機種でもオリジナルに忠実な形で閲覧できるようにしたものです。文字の形や画質にこだわらず、画面上で閲覧するだけでいいのであれば文字は埋め込まずに代替フォントを表示させ、粗い画像にしておけばファイルサイズを小さくすることができます。

ただ、PDFをオリジナルに忠実に印刷するということになれば、画像は高解像にしなければなりませんし、文字も埋め込まなければなりません。基本的には文字を埋め込んでおけば文字の大きさや形は忠実に印刷されるのですが、まれに文字化けしてしまうことがあります。そのようなリスクを避けるために文字をアウトライン化してしまうという方法があります。要するに文字情報を消去し、文字の形をしたイラスト扱いにしてしまうことです。

これによってデータの容量は重くなりますが文字化けする危険性はなくなります

今回は文字が埋め込まれた印刷向けのPDF中のテキストをアウトライン化する方法を紹介します。

以下の2つのソフトが必要です。
1.Adobe Illustrator
2.Adobe Acrobat

それでは始めましょう。

  1. Illustratorで新規書類を作成し、四角形を作ります。
  2. サイズは適当で構いません。

  3. 透明パレットの「不透明度」を「0%」にします。
  4. tomei

  5. 適当な名前で「PDF」形式で保存します。
  6. (ここでは「透明.pdf」にしています)
    saveas

  7. アウトライン化するPDFを開きます。
  8. 「ツール」>「ページ」>「ページデザインの編集」>「透かし」>「透かしの追加」を選びます。
  9. sukasi

  10. 「参照」ボタンを押して手順3の「透明.pdf」を選び、「OK」を押します。
  11. sukasi2

  12. 「ツール」>「印刷工程」>「分割・統合プレビュー」を選びます。
  13. bunkatutogo

  14. 「すべてのテキストをアウトラインに変換」と「文書内のすべてのページ」にチェックを入れ、「適用」を押します。
  15. bunkatutogo2

  16. 以下のダイアログが表示されますので、問題がなければ「はい」を押します。
  17. confirm
    変換が開始されます。

  18. 変換が終われば「分割・統合プレビュー」を閉じます。
  19. フォント情報を確認するとフォント情報が無くなっています。無事アウトライン化できました。
    nofont

    これで文字化けの心配はなくなりました。
    でも念のために変換前と変換後のPDFで差異が無いか確認しておいてくださいね。

      

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