この夏、ものすごく暑かったですね。
暑中(残暑)見舞いなんかにちょっと夏らしい写真などあればいいんですが。
でも、夏らしい写真なんて意外に簡単には撮れないと実感として思っています。
ひまわりなど今では年中見かけますし、そのままだと特に季節を強く感じる程でも無いみたいな気がします。

そこでPhotoshopで夏の季節感を簡単に出すことができないか試してみました。
夏といえば上記の「ひまわり」ですが「強い日差し」や「白い雲と濃い青色の空」が加わって夏をイメージした映像になってくるのではないかと考えました。

ということで近所に咲いていたひまわりを見つけてコンパクトデジタルカメラで撮影し、できるだけ少ない手間で季節感を出してみることを試してみました。

この写真を加工します
HIMAWARI_org

撮影時、できるだけ背景に余計なものが入らないように気を付けました。下から見上げて空だけにしています。カメラの向きを少し変えると電線やらビルが画面に入ってしまいます(他に数カット撮りましたがこれが一番まともでした)。
Photoshopで加工するので多少背景に別のものが入っていても処理できますが初めからそういうものがなければ手間が省けるというものです。

■空の青さをもっと深い感じにする。
都会の空では白みがかった青になってしまっていることが多いですが、空気が比較的澄んでいる郊外ではちょっと暗い感じの青ですね、そういう「青」にしようと思います。
多分何度も修正してみることになるので元データが影響受けない様に調整レイヤーを使って色相・彩度の調整をします。(色調補正パネルの色調・彩度ボタンをクリックすると色相・彩度のダイアログボックスが表示されます。)

色調補正パネル
(色調・彩度ボタンをクリックします)02

色相・彩度のダイアログボックスが表示されます。
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色相・彩度のダイアログボックスの「マスター」をクリックして「ブルー系」を選びます。
(写真の空の色を修正対象にしているので)
04a

「色相」をドラッグして空の青が変化するのを確認しながら、適当に濃い青になるようにします。
このとき、「明度」もドラッグして少し暗めの青にするとより効果的だと思います
05a

空の色を修正06

これだけで結構夏の空の白い雲と暗い位青い空が強調されたみたいです。

■全体をちょっと明るくして、まぶしい感じにする。
明るくするには明度を上げればいいのですが今回は描画モードを使ってみます。
写真(背景)のレイヤーをコピーしたレイヤーを作り、描画モードの通常をクリックしてスクリーンにします。(レイヤー上で右クリック→「レイヤーを複製」でレイヤーのコピーができます)

写真(背景)レイヤーをコピーします。
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描画モードを「スクリーン」にします。
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全体が明るくなりました。(簡単に全体が明るくなって不透明度の調整で明るさを選ぶことができます。)

全体が明るくなりました
09jpg

更に、このレイヤーをスマートオブジェクトにしてぼかし(ガウス)をかけます。

スマートオブジェクトにセット
(レイヤー上で右クリック→「スマートオブジェクトに変換」でレイヤーがスマートオブジェクトになります。)
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ぼかし(ガウス)を調整
「フィルター」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」
で「ガウスぼかし」を選択すると「ぼかし(ガウス)」ダイアログが表示されます。
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ぼかしを追加
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夏の日中のむわっとした感じになってきました。

■太陽光が刺し込んでくる感じを追加する。

新規レイヤーを追加し、そのレイヤーを真っ黒に塗る。
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「フィルター」→「描画」→「逆光」を選びます。
「逆光」ダイアログが表示されます。
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逆光を調整します。
逆光のダイアログボックスで「+」をドラッグして光源を適当と思われる位置に設定します(この場合、ひまわりが向いている右上にしています)。レンズの種類は適当なものを選びますが、「50㎜‐300㎜ズーム」にしてみました。
明るさは夏ということでちょっと明るすぎるくらいにしてみます(172%くらい)。
OKをクリックします。
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レイヤーの描画モードの「通常」をクリックして「オーバーレイ」を選びます。
不透明度や塗りの%を適当に調整して好みのレベルにします。
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逆光を追加
HIMAWARI_2016_Ca

元の写真はかなり素朴でしたが、夏の感じが追加されたと思っています、どうでしょうか。
選択ツールで切り取るなどの複雑な作業をしないで出来るだけ機能の選択や調整だけで画像の処理するようにしてみました。描画モードやフィルターの設定だけでもかなりの演出が可能なんですね。
参考になったかどうかわかりませんがお手持ちの写真で色々試してみれば面白いと思います。

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