※2015年6月25日 記事を更新しました(Photoshop CC2105 で追加された拡大(縮小)・回転について追加しています)。

画像内の物を移動させるには選択して切り取り、移動先に置き、切り取ったあとの部分の処理とか、移動先の背景にも違和感が無い様にする細かい処理が必要でした。
「コンテンツに応じた移動ツール」を使うとかなり(条件がそろっていれば)楽にできるとか、サイトなどで紹介されているのを見たので試してみました。

Potoshop CS6からある機能だそうです。
私は写真上の物の移動は単に切り取って貼り付ける・・くらいしかやったことがなく、いかにもハサミで切り取ったのと変わりないレベルから進歩していないのでちょっと興味がありました。

方法

1. 加工する写真を取り込んでください。

窓が並んでいる普通の建物の壁面です。
この窓を動かそうと思います。
move_001a

2. [コンテンツに応じた移動ツール]を選んでください。

move_002a

3. マウスポインタで窓をドラッグして囲んでください。

move_003a
囲んだ部分が選択されます。
move_004a

4. 選択した部分をドラッグアンドドロップで置きたい場所へ移動させてください。

move_005a
移動後、画像は自動で修正され、移動元は周りの壁に近い状態になり、移動先も継ぎ目との境界が目立たない処理がされているのがわかります。
かなり簡単に物の移動ができました。
move_007a
スタンプツールとか使って壁の一部を貼り付けて修復することを考えると、作業的にやってみようという気がします。
この窓の移動、あっさりできた割には不思議なくらいうまくできました。
今回特に細かい調整はしていません、それでもかなり使えると思いました。

この機能は今回の壁のように規則性のないざらざらの感じとかでこぼこの地面や芝生の上にある物に向いているようです(それで十分だと思いますが)。

周囲の画像に馴染ませるよくできた処理だと思います。

反面、ちょっと考えるとなんとなく理解できますが、規則性のあるパターンが背景にある画像はちょっと注意が必要です(下の例の様に移動後、タイルのパターンが少し乱れています)。それでも移動そのものは楽なので、後から不自然な部分だけ修正すればいいと思います。
移動例1


 

拡大・回転を試す

(以下はPhotoshop CC2015で追加された機能です。)

この「コンテンツに応じた移動ツール」はPhotoshop CC2015で更に拡張されて拡大・回転も可能になりました。

拡大を試す

この岩山の部分を移動拡大して地形を変えてみます。
Cont_A.fw

コンテンツに応じた移動ツールで変えてみたい部分を囲んでちょっと左下に移動させます。
Cont_B.fw

バウンティングボックスの角をドラッグして大きくします。
Cont_C.fw

決定すると境目の部分が自動で余り不自然でなくなるよう処理されます。
Cont_D.fw

うまく使うと余り手間をかけずにもうちょっと山を高く見せたいとか風景をデザイン的に扱うことができそうです。

回転を試す

この貝をもう少し倒してみます。
Shell_A.fw

コンテンツに応じた移動ツール囲み、バウンティングボックスの角をドラッグして傾けます。
Shell_B.fw

決定すると境目の部分が自動で元の部分がなくなるよう処理されます。
Shell_C.fw

ちょっとした移動、回転、拡大がこれだけ簡単に使えるようになると、撮影の失敗で配置があまり良くなかった写真から利用可能になるものが発見できそうですね。

詳しくは➡Photoshop CS6 レビュー ~ コンテンツに応じた移動ツール
Photoshop CS6の新機能 使い勝手のよい「コンテンツに応じた移動ツール

 

 

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