Camera Rawの画面上のディテールアイコンをクリックすればディテールの調整画面が現れます。
DT_AA001.fw

ディテールは画像としてぼやけ気味なものをより鮮明にするための調整機能です。

Photoshop CS6の時とあまり変わらない様ですが、Photoshop CCからはフィルターとしてJPEGにも使えるようになったのでJPEGでの動作を中心に見てみます。
ここでは実際に操作してみて大体どういうものであるのか見てみます。

ディテールには「シャープ」「ノイズ軽減」のグループに分かれた各種スライダがあります。


シャープ

画像をシャープにする機能が配置されています。

各スライダについて

DT_AA002.fw

[適用量]
エッジの利き具合を調整します。
数値を大きくするとくっきり感が強調されます。
(大きすぎると画像が荒れてしまいます)

[半径]
シャープで調整するディテールのサイズ(下の項目のディテール)を調整します。

[ディテール]
数値を小さくすると、エッジがシャープになって画像のぶれが改善されます。数値を大きくすると、画像がより鮮明になります。

[マスク]
シャープが適用される範囲のマスクを調整します。「0」では画像全体がシャープで調整されます。
100に近づけるとエッジの周辺に限定されてシャープがかかります。

操作例

各スライダの働きは上記の様ですが、実際に操作してみます。
修正した変化を見えやすくするために写真を拡大して表示しておきます。
DT_AA004.fw

[適用量]を「0」→「80」にしてみます。
DT_AA005.fw

かなりくっきり感がでてきました。
(ちょっとざらざらになってきましたが。)

[半径]を「1.0」→「2.0」にしてみます。
DT_AA006.fw

ざらざら感が改善されたみたいです。

[ディテール]を「25」→「50」にしてみます。
DT_AA007.fw

全体としてぼやけた感じが少なくなり、より鮮明になった様です。

参考

[マスク]はシャープが適用される範囲のマスクを調整します。Altキーを押しながらマスクのスライダーをドラッグすると適用される部分が白で表示されます。
DT_AA008.fw

 


ノイズ軽減

画像のノイズを軽減させる機能が配置されています。
ノイズには粒子としてのノイズ(輝度のノイズ)とカラーとしてのノイズがあり、それぞれに対して軽減処理を行います。

各スライダについて

DT_AA003.fw

[輝度]
輝度のノイズを軽減します。

[輝度のディテール]
[輝度]のスライダを操作すると動かすことができるようになります。大きくするとはっきりしてきますがノイズが目立つことがあります。小さくするとややぼやけてきます。

[輝度のコントラスト]
大きくするとコントラストが出ますが画像としての荒れも目立ってきます。

[カラー]
カラーのノイズを軽減します。

[カラーのディテール]
[カラー]のスライダを操作すると動かすことができるようになります。大きくするとはっきりしてきますがカラーノイズが目立つことがあります。小さくするとややぼやけてきます。

[色の滑らかさ] 色が滑らかに変化する度合を調整します。

操作例

各スライダの働きは上記の様ですが、実施に操作してみます。
修正した変化を見えやすくするために写真を拡大して表示しておきます。
(ISO1600に設定して撮影した画像を使ってみました。粒子がかなり荒い状態です。)
DTNA_001.fw

[輝度]を「0」→「90」にしてみます。
DTNA_002.fw

かなりノイズが目立たなくなりました。

[輝度のディテール]を「50」→「20」にしてみます。
DTNA_003.fw

更にざらざら感が改善されたみたいです。

[輝度のコントラスト]はこの場合、「0」から上げるとざらつきが出てきたのでそのままにしました。

[カラー]を「0」→「90」にしてみます。
DTNA_004.fw

かなり色ムラが目立たなくなりました。

[カラーのディテール]と[色の滑らかさ]はこの場合あまり変化がなかったのでそのままにしました。


これまで画像が荒れている写真はなかなか使う気がしませんでした。色やコントラストなどはまだなんとかできましたが。
Camera Rawのディテールを試してみて、写真として使えそうもなかった粒子の荒い状態のものでもかなり救済できるのではないかと思えてきました。使い方もそれほど難しいものでもありませんでしたし。古い写真を引っ張り出して試してみようと思います。

詳しくは⇒Camera Raw でのシャープ量とノイズ軽減

 

このサイトにあるCamera Rawの各機能についての紹介記事です。

Camera Rawの各機能
Camera Raw ①機能の概要/Camera Rawの起動
Camera Raw ②素早く使える編集ツール
Camera Raw ③基本補正
Camera Raw ④トーンカーブ
Camera Raw ⑤ディテール
Camera Raw ⑥HSL/グレースケール
Camera Raw ⑦明暗別色補正
Camera Raw ⑧レンズ補正
Camera Raw ⑨効果
Camera Raw ⑩カメラキャリブレーション
RawデータをCamera Rawで扱うこと

 

 

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