Photoshopで写真の遠近法を調整することができます。
ただ、調整すると画面の隅の部分に空白ができることがあります。

使用する絵としてそれほど支障がなければ単にトリミングをして空白の部分を無くすことになります。
でも、画像として全体のバランスを損ないたくないこともあります。
Photoshopなので画像の部分コピーなどで処理ができそうですが、あまり手間をかけずにその空白を無くしてみます。

本サイトの記事「建物などの遠近感を調整する」でビルの写真の遠近法を無くす処理を紹介していました。
元画像の遠近が強いものだったのでかなり派手に空白部分ができていました。
(トリミングで無くす・・という説明になっていますね)
auto paint 00

先ず、この写真をトリミングしないで空白部分を無くしてみます。
自動選択ツールで空白部分を選びます。
auto paint 02.fw

[編集]→[塗りつぶし]→「塗りつぶし」ダイアログで以下の設定にして[OK]をクリック。
auto paint 03.fw

コンテンツに応じた塗りつぶし(周囲の状況に合わせたように調整された塗りつぶし)がされました。
色など違和感はありません。
auto paint 04.fw

でも失敗ですね。
PP_01
塗りつぶしたところの境目に線が入っています。
塗りつぶす部分が空白部分ときっちり同じ大きさだとその境目が見えてしまうようです。
PP_01UP

そこで選択部分を少し大きくします。(大きくして塗りつぶすと空白でない部分と少し重なって塗りつぶされ目立たなくなると思います。)

少し手順を戻って。
自動選択ツールで空白部分を選んでから。
[選択範囲]→[選択範囲を変更]→[拡張]を選びます。
「選択範囲を拡張」ダイアログで拡張量(pixel)を適当に入力します(今回10 pixelにしてみました)。
auto paint 05.fw

[OK]をクリックすると選択範囲が大きくなったのが確認されます。
auto paint 06.fw

この状態で・・。
[編集]→[塗りつぶし]→「塗りつぶし」ダイアログで同様の設定にして[OK]をクリック。
これで境目が目立たない塗りつぶしができました。
pp_02

拡大しても境界線は見えません。PP_02UP

以上の様な場合、比較的色が単調なので特にこの方法でなくても対処できそうです。
では背景がもう少し複雑な画像ではどうでしょうか?
「Camera Raw ⑧レンズ補正」で紹介した画像で試してみます。
auto paint B 00.fw

遠近法を除いた状態の画像。
これは単純に色を塗ればいいというのではないので手作業の処理では結構手間がかかりそうです。
DSC_0032b

同じ手順で処理してみました。

DSC_0032bb
あまり違和感なく画像が補正されています。よく見るとちょっと・・ですが、風景として眺めていて問題ないレベルと思います。
時間をかけないでこういう処理ができるとかなり助かります。
勿論画像によってはしっくりこないものになることはありますが、特性を把握しておけば効果的に使えそうですね。

 

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