複数の写真を自動で合成して一枚のパノラマ写真を生成する機能。確か少なくともPhotoshop CS4くらいからあったと思います。例えばこのような三枚の写真を使ってみます。2016-10-25_a
こんな感じになります。
2016-10-25_c

写真同士をできるだけ矛盾なく変形して繋ぐ処理が自動でされています。
このように変形して一つにすると結果としてどうしても画像として存在しない部分がある画像ができてしまいます。
それで出来た画像から何もない部分(空白)を避けてトリミングをして使用することになります。
現時点で手に入るPhotoshopの解説本でもパノラマの機能を紹介してるいるものでは最終的にトリミングを行って空白部分を除去する説明になっています。

Photoshop CC2015_5では更にこの空白部分を以下のように埋めることができるようになっていました。2016-10-25_d
パノラマ写真、個人的にこれまで使ったことはありませんでした。
折角のパノラマ写真、トリミングすると画像として狭くなってしまうようでちょっと残念な気がしていたからです。でも、こんな感じで空白部分が埋められるのならいいですね。

パノラマ写真を作る手順は従来と変わりません。
「ファイル」→「自動処理」→「Photomerge」で「Photomerge」ダイアログを開き、
合成する写真を指定してから「画像を合成」にチェックを入れます。
Photoshop CC2015_5では「コンテンツに応じた塗りつぶしを透明な領域に適用」が追加されています。
これにチェックを入れると合成で生じた空白部分が埋められます。
2016-10-18

この「コンテンツに応じた塗りつぶしを透明な領域に適用」を使うとどのような効果があるのか見るためにいろいろ試してみました。


空の部分も地面の部分もよく再現されています。
naka_off
naka_on


タイルの部分、ちょっと乱れていますがより広い感じが強調されれいてパノラマらしい写真になっています。
temma_off
temma_on


雲など合成されているみたいですが、不自然さは感じられません。

rinku_1_off

rinku_1_on


画面の角で欠けている橋の一部がきちんと再現されています。
rinku_2_off
rinku_2_on


普通のコンパクトデジタルカメラで、手持ちで撮影した画像を使いました。簡単にパノラマ写真が作れます。写真間が多少だぶるくらいにしてつながりやすい画像にすることを心がけると案外うまく合成されるみたいです。今回注目している埋められた空白部分についてはよく見ると「?」な状態になっていることがあります。これは「コンテンツに応じた塗りつぶしを透明な領域に適用」特有のものかもしれません。
本サイトに「遠近法調整後の空白を処理する」という記事があります。画像の空白部分を選択し、コンテンツに応じた塗りつぶし(周囲の状況に合わせたように調整された塗りつぶし)で違和感のない画像を作るという内容ですが、やはり元画像によっては塗りつぶされた部分が少し乱れていることがありました。同じような処理になっているのでしょうか。

でも、自動でこれだけうまく空白部分が埋められるのはかなり便利です。

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